うだるような暑さが続く今日この頃ではございますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
燦燦と輝く太陽に身を焼かれるのではないかと錯覚するほど、厳しい季節となってきました。
どうか熱中症等にお気を付けてお過ごしください。
この季節の太陽は敬遠されがちですが、お人柄を表す際「まるで太陽のよう」にと称されるのは、惑星が太陽を中心とするように、周囲の方々の中心にいつもいらっしゃり明るい笑顔を届けてくれる方。
その方がいるだけで世界が動き出すような活力に溢れた方だったのだろうと思わされます。
喪主様のご挨拶の中で「家族の太陽だった」という故人様。
拝見したどのお写真も暖かな微笑みと愛情が込められた眼差しで溢れており、ご家族を愛し愛されたお人柄が思い浮かばれました。
突然の訃報に多くの方々が故人様を偲び、お別れへと訪れて下さったお通夜でした。
深い悲しみに打ちひしがれる姿に胸が痛むのを感じながらお手伝いをさせていただきました。
きっと多くの方々が、悲しみと伝えきれなかった想いや言葉の数々に後悔の念でいっぱいであろうと思い、ロビーには故人様へ送っていただくメッセージカードをご用意させていただきました。
沢山の方々が代わる代わるペンを取ってくださり、その思いの丈をびっしりとお書きくださり、ご家族だけでなく多くの方々に慕われた故人様のお姿が見えてまいりました。
旅行がお好きで、特に沖縄には何度も喪主様と共に足を運ばれたとお聞きし、故人様の最期の旅立ちを見送るべく「航空券」をご用意させていただきました。
病院での治療よりも愛する家族のいる自宅で過ごすことを決められた故人様。
これから向かう先はどうか、痛みも苦しみもない安らかな場所であって欲しいと願いを込めました。
どこまでも続く水平線に、美しい青で彩られた沖縄の海を辿りながら、雄大に広がる大空へと自由に羽ばたいて欲しい。
そして遠く離れた場所からどうか残された方々を暖かな眼差しで見守り続けてくれると信じお送りいたしました。
葬祭ディレクターは主にお葬儀のお手伝いを専門としていますが、これまでお会いした多くのご家族様のご健康と、失った悲しみと共に歩むこれからの道のりにも僅かでも心の安らぎが持たされることを切に願っております。
平安会館・文十鳳凰殿
河本
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