平安ブログをご覧いただきありがとうございます。
9月は暦の上では「長月(ながつき)」とも呼ばれる月です。
由来には諸説あり、もっともよく知られているのは「夜長月(よながつき)」が略されたものという説です。
秋分を迎え、次第に夜が長くなるこの季節にふさわしい名前となっています。
また、稲が実り収穫を迎えることから「稲熟月(いなあがりづき)」が転じたという説もあり、実りの秋を感じさせます。
和風月名には他にも「菊月(きくづき)」や「色取月(いろどりづき)」といった呼び名があり、菊の花や紅葉など、秋の深まりを映す言葉が残されています。
二十四節気では、草花に降りた露が白く輝いて見える、夏の暑さが落ち着き秋へと移り変わる9月上旬ごろを「白露(はくろ)」と呼び、昼夜の長さがほぼ等しくなる下旬ごろを「秋分(しゅうぶん)」と呼びます。
七十二候でも「草露白(くさのつゆしろし)」「鶺鴒鳴(せきれいなく)」など、情緒あふれる表現が並びます。
夏の余韻が残りつつも空気は澄み、虫の音が響く9月。
実りと静けさの調和が訪れる月、それが長月とはいってもまだまだ残暑の厳しい日々が続きます。
どうか皆様ご自愛ください。
平安会館・文十鳳凰殿
長瀬
平安会館・文十鳳凰殿 公式Instagram・Facebook・Twitterでも葬儀の様子や豆知識などをご紹介しております。
ぜひご覧ください!
◇平安会館
◇文十鳳凰殿