故人様との最期のひと時を過ごす中で、悔いなくお送りするためにご家族のご要望をお伺いさせていただいています。
好きだったこの曲を流してほしいや、着物を着せてあげたいなどご希望は様々ですが、お棺に一緒に入れて持たせてあげたいものをご用意くださる方が多い印象です。
以前は何でも副葬品と言ってなんでも持たせてあげていたようですが、近年では火葬炉を安全に運用するために、また有害物質発生を防ぐため、お骨を白くキレイな状態でお骨上げするために「入れられるもの」と「入れられないもの」が決まっております。
燃えれば良いというわけでもなく、量や素材を確認させていただきながら入れられるかどうかの判断をさせていただいています。
中でも果物を入れたいという場合は、果物そのものの水分量が多いため、そのままお入れせず小さくカットしていただくようにお願いしています。
スイカやメロンなど大きなものも例外ではありません。
ですが、一玉まるまる大きいものをどのようにカットし、お棺にお入れいただくかいつも悪戦苦闘しています。
しかし、あるスタッフの提案でスイカの中身だけを綺麗に丸くくり抜き、くり抜いたものはラップで包んで皆様の手で入れやすいようにしました。
外側の皮の部分はきれいに形を保ったままお飾りし、ご覧いただく方々の目に何が用意されているのか分かります。
ラップで包み入れやすくなったことや飾り付けに大変ご満足いただきました。
一人ではなかなか考え付かないことも、沢山の意見やアドバイスを受けてより良いお式と変化していくのを感じ、今後も試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思います。
平安会館・文十鳳凰殿
河本
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