碧南」カテゴリーアーカイブ

彩り豊かな日々を偲んで

11月、西尾市一色町にあります、文十鳳凰殿 一色斎場でのご葬儀の様子をご紹介いたします。

故人様は何ごとも真剣に取り組む方でした。一度始めたころには、とことん夢中になり、様々な趣味を楽しみ、そこでの出会いを大切にされ、その人生を彩り豊かにされてこられました。

マラソンや、釣り、囲碁、畑仕事など、家族や友人と楽しんでこられた故人様。

とくに囲碁は愛用の碁盤で家族とも楽しみながら、地域のご友人と大会に参加され、その腕前は何度も優勝されるほどでした。愛用の碁盤と優勝のタテを飾らせていただき、私共からは、これからも囲碁を楽しんでいただけるようにと、木製の碁盤のミニチュアを作成し、お棺に納めていただきました。

病と闘いながらも、いろいろなことに挑戦をされ、精一杯、人生を歩んで来られた故人様へ、奥様をはじめ、ご家族の皆様からたくさんの「ありがとう」というお言葉を届けていただき、その想いを伝えるお手伝いをさせていただきました。

文十鳳凰殿 平安会館 西尾市 家族葬

料理の鉄人

良く晴れた、秋の日

平安会館サライ青木斎場にて

営まれましたお葬儀の様子です。

故人を偲び、お集まりいただきました皆様

大変お疲れ様でございました。

故人は料理上手、新しい料理にも挑戦して

美味しく作られた方、、、

そんな故人の写真の周りには

調理器具や調味料、様々な食材のカードを並べさせていただき、

お通夜にご弔問の皆様に、カードを手に取って頂き

裏にメッセージをお書き頂きました。

出棺前には親族の手でお棺へ納めさせていただきました。

皆様の暖かいお言葉は、故人様にしっかりと届いているはずです。

 

又、様々な調理器具と多くの食材で行く先でも

お料理の腕を振るって下さい。

 

ご家族様、通夜・葬儀とお疲れ様でございました。

葬儀後のご不安も、お気軽にご相談下さい、寒さも

厳しくなってまいります、どうぞご自愛くださいませ。

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の「結家」

鳥山

 

 

 

思い出

だんだんと朝の冷え込みが強くなっていく今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

風邪をひきやすい季節ですが、ご自愛くださいませ。

 

さて、お葬儀のお手伝いをしていると、長寿の方と出会うことがあります。

大正や昭和一桁台の生まれの方です。

ご家族の方といろいろなお話をしていると、

「毎日魚を食べていたなあ」

「肉が大好きで、唐揚げとか食べてたよ」

「あんまり食べ物に気は使ってなかったけど、毎日近くのスーパーまで歩いて買い物に行っていたよ」

「これとこれとこれを趣味でやっていたよ」(多趣味だった)

「よく畑にいっていたなあ」

などなど、いろいろなお話を聞くことができます。

もしかしがら長寿の秘訣はないのかな、などと最近は思っています。

その人それぞれにあるのかも・・・と。

もちろん若くして亡くなられる方もいらっしゃって、お葬儀を担当させていただく度に色々な方の思い出話をお聞きします。

炭鉱での話や船に乗っていた話など、貴重なお話もあったり、勉強になることもあります。

皆様の故人様への思いを受け、人生の最期の思い出となるお葬儀が、故人様にとってもご家族にとっても少しでも良いものになりますようにと思い、お手伝いさせていただいています。

それと同時に、今のうちに私自身も家族と話す時間を少しでも多く作ることが大切なんだなと、改めて気づかされます。

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

山内徳子

御朱印帳

 

みなさんこんにちは。ブログをご覧頂き誠に有難うございます。

ここ数日グッと寒くなり、紅葉が見頃を迎える季節になってきましたね。

 

数年前からふとしたことがきっかけで、元々好きだった

神社仏閣巡りにプラスされた御朱印を集める事。

頂いた御朱印を見ては、訪れた地を思い出します。

お葬儀を担当させて頂くと、御朱印を集めていらっしゃった話を

よくお聞きします。

お棺の周りに故人様に見えるように親族様より入れて頂く時、

「きっと故人様も私のように、訪れた地を

思い出していらっしゃるのかな。」

そんな風に思います。

文字を見れば風景も思い返す事が出来ます。

御朱印帳は大切な想い出なのだと、改めて感じました。

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

二村 麻由

【思い出】という名の花。

 

 

先日、文十鳳凰殿一色斎場にてお葬儀のお手伝いをさせて頂きました。

 

故人様は造園業を営んでいらっしゃったお父様。

職人気質で、時に頑固と感じる事もあったそうですが、真っ直ぐな真面目さをお持ちの方だったそうです。

 

そんな故人様は草木や花がお好きで、特に菊の手入れには力を入れていらっしゃったそうで、祭壇にございます遺影のお写真は菊の作品で表彰をされた際の笑顔のお写真。

背景にはその菊が美しく満開に咲いているものでした。

 

 

式場の一角には故人様の愛用品を飾らせていただきました。

 

「何か思い出のお品や、愛用されていた物などございますか?」

そう伺うと出てきたのはやはり造園用品や花の手入れ用の道具の数々。

 

それらをお借り致しました。

 

 

そして、ご寺院様が式場に入られ、開式でございます。

 

 

式は滞りなく進み、いよいよお別れの時…。

 

 

大好きだったお花の手入れや、造園には欠かせない【ハサミ】

お棺の中に入れる事は出来ませんので、イラストにてご用意をさせて頂きました。

 

それから、お好きだったというお刺身。

ご長女様と二女さまと

「美味しいお刺身を食べに行こうね」

と、約束をしていた日、急な都合で行けなくなってしまったそうです。

 

 

約束は果たされぬままこの日を迎えた、と伺い、お刺身もご用意致しました。

 

お孫さんに「おじいちゃん」と呼ばれるようになってから、どんどん丸くなり優しくなったという故人様。

きっと彼の地でもハサミを持ち、笑顔で草木の手入れをされるのでしょう…。

 

 

 

そして、霊柩車の扉を閉め、ご出棺でございます。

 

 

 

一色斎場にてお世話になりました皆様、ここ数日で一段と寒くなりましたので体調など崩されていませんでしょうか。

また、そろそろ法要も近くなって参りました、ご準備等はお済みでしょうか。

 

何かございましたら、いつでもご連絡くださいませ。

 

 

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当  伊藤 里帆

 

 

 

それぞれの 送るカタチ

 

こんにちは、いつもブログへお立ち寄りくださる皆さま、お世話になっております。

朝、夕の芯まで届きそうな寒さに加えて、今日の雨。。。負けじとお過ごしになられてるかと存じます。

 

送る、送られるカタチはそれぞれだなと日々、学ばせて頂いております。その度に、どういう形であれ、送ってくださる方がおられるということは、それだけで

見ていてとても、温かい気持ちをいただけるものだなと、感じます。

 

血縁関係に限らず。後見人として、事前にお話をし合い、自分を託す、

この方にお願いをしたい、と少しでもお気持ちがあられたなら、その双方の築いた関係性に、とても貴重なものだと。また温かい気持ちを頂けました。

亡くなることって、わからない。その後どうなっていくのか不安だ。正直そんな気持ちが大半なのではと。生前にお話をされ、自分の幕閉じる前に、お伝えできる `どなたか′ を探しておく。

そんな方にお会いできたのであれば、少しは向所が違うのではないかと、そう感じます。

 

お世話になられてたお寺様に、今後の事をお願いされ、そのお寺様に送られる

そこにはそんな `送るカタチ′もありました。

 

些細な事でも、ご相談承ります。

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当  福井 萌子

最期まで・・・

「好きだったもの?」

「お父さんと言えばあれしかないよね~」

『パチンコ!!』

「でもさすがにパチンコはお棺にいれてあげられないわ~」

そんな事ありません!!こうすれば、持って行っていただけますよ。

ご家族皆様、とっても喜んでくださいました!

故人様の姪っ子さんが、「もうあんまり意識ない時に、一緒にパチンコ行くか?って言ったら、ずっと開けなかった目をパチリとあけてね。これは喜んでるわ」とお話を聞かせてくださいました。

大好きな甘い物と、コーヒーとパン。

パンはトーストしてバターをのせて、最期のモーニングセットにさせていただきました。

「いつもの好きなパンでモーニングして、パチンコに行く。いつものお父さんや」

と、ご出棺の時に涙されるご家族様。

少し肌寒くなってきたこの季節に、お天気のいいあたたかな日、あったかいご家族のお葬儀のお手伝いができてうれしかったです。

ありがとうございました。

どうぞご自愛ください。

 

平安会館 文十鳳凰殿

井手 和美

じっとしていなかった母、あちらでも動きまわっているのでしょうか?

金木犀が先始めた9月の下旬、平安会館青木斎場にてお通夜、ご葬儀のお手伝いをさせていただきました。

ご祭壇のご様子です。

ご祭壇にお灯しいたしますお灯明を喪主様よりお預かりしまして

献灯!!

導師をお迎えし、開式です。

式中のご様子です。

大好きだったコーヒーを皆様方より和江様のお口に・・・

末期です!

おなごりは尽きぬかと存じますが、お棺をお閉じいただきます。

サガンの儀!

喪主様を先頭にご出棺です。

お通夜日の朝からどしゃ降りの雨だったのにお迎えに伺う時にはパラパラに。そして、お棺を霊柩車にお乗せする時には、なんと雨は上がり、青空も見えて・・・

翌日のご葬儀は秋晴れ! 和江さん、さすが晴女です!!

数日後には四十九日ですが、ご準備は整っておいででしょうか?

何か分からない事がおありでしたらいつでもご連絡ください。

ご家族の皆様には大変お世話になりました。コロナウイルスだけではなくこれからはインフルエンザにも気を付けなければいけません。お体にはお気を付けて下さいませ。

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当 清野たかこ

老舗の落花生店を守り続けた看板娘

道を歩くと どこからともなく金木犀の香りが・・

この香りがただよってくると あっ!!もうすぐお祭りだなっておもいます

そんな秋晴れの一日

平安会館大平斎場で82才のお母様をお見送りするお手伝いをさせていただきました

 

老舗の落花生屋さんの看板娘

ご主人様と共に 朝6時には自転車で工場へ出かけ豆を煎り

煎った豆をお店に陳列 夜も遅くまでお店も開けて

お客様がいついらしてもいい様にと

ご主人様に先立たれてからは娘さんと一緒に

お店を守られてきました

お通夜お葬儀はご親族様だけで

お通夜の時間の前にご町内やご友人がたくさんお参りにこられました

ご焼香の後 みなさまに

お店のお豆を少しづつ お母さんにお供えしていただきましょうと

お店からすこし分けて頂き

健康の為に毎日欠かさずに召し上がっていらした

黒ニンニク ぎんなん 大豆

最後に食べたいと言って叶わなかった

焼き芋も

お飾りして

お棺の中 持たせていただきました

 

ロビーには

たくさんのおもいでのお写真とともに

いつも着ていらしたエプロンと割烹着

お参りの方々も 微笑みながら

偲んでいらっしゃしました

 

長きに渡り お店を守り続けられたお母様

きっと今頃は最愛のご主人様に

「よく守ってくれた」とお褒めの言葉を頂きながら皆様の事を見守ってくださっておられるでしょう

 

満中陰法要の引物 お香典返しの後返しもご依頼いただき

ありがとうございました

 

これからますます寒さが増します

どうぞ体調をくずされませんよう お過ごしくださいませ

 

平安会館ソサイエ 大平斎場

担当 藤原 恵美

 

 

 

 

 

 

向かう先でもお酒を・・・

平安会館 東刈谷斎場にて、ご葬儀のお手伝いをさせていただきました。

ご祭壇は、白木造り。立派でいらした故人様にぴったりのもの。

そばには、お孫様が供えてくださった枕花も飾らせていただきました。

故人様を語るうえで欠かせなかったのが、お酒。

お好きでいらしたという銘柄のお酒をご家族が持ち寄られ・・・

そして、そちらで故人様の口元を潤していただきました。

お痩せになられ、最期は食もままならなかったという故人様。

明太子がお好きでいらしたとうかがい、ご用意させていただきました。

ご家族の皆様のお手により、お棺へ納めていただきました。

お酒のつまみに、一緒に召し上がってくださいね。

長年連れ添われた奥様より、お花束を入れていただき・・・

合掌をもって、ご出棺でございます。

ご家族の皆様にはたいへんお世話になりました。

故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

平安会館 文十鳳凰殿 家族葬の結家

担当 古澤 杏奈