豊田」カテゴリーアーカイブ

また酌み交わせる日を願って

愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾矢田斎場】にて〈お酒と野球を楽しみに、ご家族の暮らしを守ってきたお父様〉の通夜・葬儀をお手伝いいたしました。

西尾市の伝統工業ともいえる、鋳物業を営まれていた故人様。苦労も多かったとお聞きしましたが、ご家族のため、実直にお仕事に取り組まれておいででした。
その傍ら、楽しみにしていたのが野球でした。少年野球チームの監督をされており、休日はもっぱらその監督業で大忙しだったそうです。

通夜にも、そのときの野球チームでお世話になったという教え子様たちが大勢、お別れに駆けつけてくださいました。故人様の人望の厚さが、目に見えて伝わってまいりました。

そして、故人様を語るうえで欠かせないのが〈お酒〉でした。ご親族をはじめ、ご友人ともお酒を酌み交わすことが多かったそうで、故人様の飲み友達だという方も通夜にご参列くださいました。

喪主様からの最後の挨拶でも「親父、またのもうな!」と、お父様に向かってメッセージを贈る場面がありました。

そんなお父様と縁ある皆様にとって、大切な〈お酒〉を最後に酌み交わしていただきたいと思い、〈末期のビール〉をご準備しました。
お柩へたくさんのお花を手向けていただいたのち、ビールを綿棒にひたして、そちらをお父様のお口元へ運んでいただきました。最後に、ご家族様のお手によりのむことができたビールの味は、さぞ美味しかったことでしょう。

お父様へ「これまでありがとう」と、感謝の想いを込めて両手を合わせ、ご出棺となりました。

短い間でしたが、ご家族の皆様には本当にお世話になりました。
寒い日が続きますので、どうぞご自愛くださいませ。

文十鳳凰殿 西尾矢田斎場

担当 古澤 杏奈


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コーヒーの香りと共に

お正月ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨年、愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾中央斎場】にて、大切なご家族様のお見送りをお手伝いいたしました。

故人様はコーヒーが大好きで、水分を摂るといえばコーヒーを飲んでいたと教えていただきました。
コーヒーにはたくさんのお砂糖を入れるほど、甘党でもあったそうです。
煎餅やお饅頭などの和菓子、マドレーヌやクッキーなどの洋菓子も、日ごろから召し上がっていたとお聞きしました。

彼の地で先に待つ奥様と一緒に、またコーヒーブレイクを楽しんでいただけるように、こちらをご用意させていただきました。

コーヒーの香ばしい匂いがただようなか、ご家族様の温かな眼差しが故人様へ捧げられ、感謝の気持ちがこもった、お別れのひとときとなりました。
ご家族の皆様には、二日間たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

ブログをご覧くださった皆様も時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

文十鳳凰殿 西尾中央斎場

担当 田村 美智


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本年もよろしくお願いいたします

皆様、新年あけましておめでとうございます。
そして、本日も絆ブログに立ち寄っていただき、ありがとうございます。

2022年、睦月です。新しい年が始まりました。
新しい年の始まりというと、いつもと同じ風景が、いつもとはなんだか違うように感じて、自然と背筋もピンと伸びます。そんな空気を感じられるのも今日、この日だけでしょう。
翌年も、また同じ空気を吸えるように、今しかないこの時間を一生懸命歩んでいこうと思います。

私共【平安会館 文十鳳凰殿】は、365日24時間いつでも皆様のおそばにいます。
ご相談事がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 末永 星


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本年はたいへんお世話になりました

こんにちは。いつもお世話になっております。

2021年も本日で最後ですね。
こういった年末になると、「よいお年を」という言葉を周りでよく耳にするようになります。
実は、この言葉、大晦日には使用しないんだそうです。

「よいお年を」という言葉には、「すべきことを年内に済ませて、よい新年を迎えましょう」という意味が込められています。
そのため、12月31日には新年を迎える準備がととのっているだろうことから、大晦日には使用せず、12月半ばから12月30日までの間で使うことが一般的だそうです。

本年はたいへんお世話になりました。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
来年も【平安会館 文十鳳凰殿】を、どうぞよろしくお願いいたします。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 福井 萌子


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今までありがとう

愛知県豊田市にございます【平安会館 ちごの口豊田猿投駅前斎場】にて執り行われました、ご葬儀のご紹介です。

12月に入り、間もなくして逝去された故人様。その直前、一緒に住んでいらした長男様に、いろんな感謝の言葉をかけてくださったとお聞きしました。
長男様いわく、これまでは常に気を張っている方で、人に感謝することなどほとんどなかったそうです。そこで、長男様は「もう長くないのかもしれない」と悟られたそうです…。

故人様は、どなたに対しても厳しい方だったそうで、ご近所でも怒られたことのある人が多かったようでした。
しかし、何事においても筋が通った方だったそうで「だから何も文句は言えないんだ」と、皆様笑っておられました。

そして、訪れてしまった、故人様とのお別れのとき…。
皆様、なんだかんだ故人様が大好きで、最後に一言ずつお声をかけておられました。
そして、お好きでいらしたというお刺身やうどんをお柩へ納め、彼の地へいっしょに持って行っていただきました。

「今までいろいろとありがとう。お疲れ様でした。」

二日間という短い時間でしたが、ご家族様にはたいへんお世話になりました。
故人様のご冥福を心よりお祈りいたします。

平安会館 ちごの口豊田猿投駅前斎場

担当 角野 心水


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あってはならない再会

愛知県刈谷市にございます【平安会館 東刈谷斎場】にて、ご葬儀のお手伝いをさせていただきました。

喪主様と初めてお会いしたのは、ご葬儀の日から一週間前のことです。
それは、喪主様の義理のお母様のご葬儀のときでした…。

お義母様のご葬儀の際、喪主様はとても時間を気にしていらっしゃいました。何度も携帯電話を確認し、何かを心配されているように見受けられました。
理由を伺うと、喪主様のお母様も予断を許さないといった状況で、いつ病院から電話がかかってきてもおかしくないということでした。
しかし、当日は電話も鳴らず、義理のお母様のご葬儀も無事に終了することができました。何かあればいつでもお電話くださいと喪主様へ伝えると、ホッとしたご様子でご自宅に戻られました。

「○○さん、ご逝去のご連絡がありました。」

電話を受けたスタッフから、そう伝えられたのは、わずか一週間後のことでした。

打合せに伺うと「また、お世話になります」と、非常にお疲れのご様子でした。
あってはならないことが再び訪れてしまったご親族様に、できるかぎりこれ以上の負担を掛けないよう、打合せをし、お式を進行させていただきました。

 

これより、お式のご様子をご紹介いたします。
大切な故人様のご祭壇へ、お光をお灯しいたします。〈献灯の儀〉。

お光は、喪主様よりお預かりいたしました。

お預かりしたお光をご祭壇へ…。

お灯明が灯されましたら、ご寺院様が式場に入られ、開式でございます。

お式が進みますと、ご会葬の皆様にご焼香をたまわります。

そして、お別れのときが訪れました。ご親族の皆様には、故人様の眠るお柩へ、お花を手向けていただきます。

皆様方の手で、お柩のおふたを閉じていただきました。

ご出棺でございます。

短い期間に、ご葬儀の要であり、大変な役を二度も経験された喪主様。
ご葬儀から随分と時間は過ぎましたが、まだまだお忙しい日が続いていることと思います。

「伊藤さんの名前を出しちゃってすみません」とおっしゃっていましたが、とんでもございません。また何かご不明なことなどありましたら、いつでもご連絡ください。
少しでも皆様のご負担が減るよう、精一杯サポートさせていただきます。

平安会館 東刈谷斎場

担当 伊藤 里帆


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かたちあってくれたおかげ

こんにちは。
2021年も残すところ、あと4日となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、つい最近のお通夜での出来事をご紹介いたします。
お経が終わった後、お通夜にご弔問くださった皆様に向けて、お寺様がこんなお話をしてくださいました。

「こうして皆様とお別れができるのも、故人様がこうしてこのお姿でかたちあってくれたおがげです。コロナが流行し、お別れもまともにできなかったり、お骨になって再会したり…。そんな世の中ですが、今、こうして皆様とお別れができるのも故人様が存在してくれたおかげなのです。どうか皆様、ご焼香をされるとき、お顔をご覧になるとき、お手を合わしていただき『ありがとう』と…。そうお伝えください。」

このお話をきいて、コロナが収まりつつありますが、決して今までのことを忘れたり、気を緩めてはいけないと改めて感じました。

今年のお正月は、久方ぶりに実家に帰られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今一度、気を緩めず、感染防止対策をしっかりしたうえで楽しいお正月を過ごしましょう。

また、【平安会館 文十鳳凰殿】では、従業員やお客様の検温の実施、会館内のこまめな消毒を随時行い、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き尽力しております。ご参列予定のお方様も、安心してお越しくださいませ。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 二村 麻由


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妻と子と仕事と友と剣道を愛す

愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾矢田斎場】にて、お見送りのお手伝いをさせていただきました。

代々続く豆腐屋の三代目として頑張っておられた故人様は、もともと真面目で几帳面な方でした。そのお人柄で、仕事に対しても丁寧に取り組んでいらっしゃいました。そして、周囲からの信頼と実績が伴い、学校給食にも採用されたそうです。
「ここ数年は夫が中心となって切り盛りし、懸命に励んで…。本当に手が回らないほど忙しかったのですが、必死に頑張っていた姿をこの先も忘れはしないでしょう」と、奥様はおっしゃいました。

ご家族様にお父様のご趣味をうかがうと、車・バイク・釣り・オシャレ・マリンスポーツ・スキー・キャンプなど、続々と出てきました。そのご様子からは、お父様との距離感が近かったことやご家族の仲の良さが伝わってまいりました。

ずっとその背中を見てきた喪主様からのご挨拶では、そんなお父様の偉大さと感謝の言葉が語られました。

剣道に情熱を注いでいたことも、お父様を語るうえでは欠かせません。
ご自身が小さい頃から親しみ、我が子たちが剣道を始めたのを機に指導者としての道も歩み始めました。仕事が終われば、すぐに道場へ駆けつけて子供たちに指導をしてくれたそうです。我が子や道場生が全国大会に出場すると、それに合わせて各地を飛び回ったり、まさに剣道一色の日々でした。

緊急事態宣言が明けて、ようやく普段通りの練習ができるようになったのを喜んでいた矢先、配達先で倒れ帰らぬ人となってしまった、お父様。
こんなにも急に手の届かないところへいってしまうとは想像もしておらず、ご家族の誰もが信じられない気持ちでいっぱいでした。また、志半ばであったお父様は、どれだけ悔しかったでしょうか。

「気持ちの整理をつけるには時間が必要ですが、寂しくなったら夫の笑顔を想い出し、元気を分けてもらおうと思います」と、おっしゃっていらしたご家族様。こんな素敵な笑顔が、日々瞳にうつっていらしたのでしょう。

娘様から「家族全員が、それぞれの手紙を書いたんだよ。パパにだけ伝わる言葉で…」と、そっと内緒話も教えていただきました。

本当に、沢山の方々が故人様を偲んでお越しくださいました。ご参列を感謝いたします。

ご出棺後、霊柩車は火葬場へ向かう前に〈寄り道〉するところがありました。実は、霊柩車の運転手さんへ出棺ルートの変更を告げていました。
お店の前やご自宅前の道路を通らせていただくと……、奥様より笑みがこぼれました。

「『パパ家だよ』って思わず声をかけちゃった。運転手さんがすっごくスピードをゆるめてくれて、あ~家を分かってくれてるんだなぁ~って。ありがたかったです。」

そうおっしゃる一方、その瞳の奥は涙が零れんばかりでした…。

 

この4日間、色々とお世話になりまして本当にありがとうございました。
寒い季節となりましたが、どうぞご自愛くださいませ。

文十鳳凰殿 西尾矢田斎場

担当 内野 久美子


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ご香典の後返し

皆さま、こんにちは。
今回は、ご香典の〈後返し〉についてご紹介いたします。

まず、〈後返し〉とはご香典をいただいた際、その場で返礼品を渡さずに忌明けの法要が終わった後、いただいた金額に応じて香典返しを行うことをいいます。(地域によって異なります)

私共の【平安会館 文十鳳凰殿】がある、愛知県の三河地方では、一般的に即返し(その場で2,500円~3,000円の品物をお渡しする)を行っております。
即返しをした後に、少し多くご香典をいただいた方にはそれぞれ金額に応じたものを忌明けの法要後に手渡しをしたり、郵送をすることが多くなっております。大体、いただいた額の三分の一から二分の一の品物をお返しするのが一般的とされています。

【平安会館 文十鳳凰殿】では、この〈後返し〉用に〈カタログギフト〉をご用意させていただいております。こちらは、手渡しでお渡しすることもできますし、直接、お相手の方へ郵送することも可能です。
また、カタログの種類も豊富に取り揃えておりますので、ぜひご利用ください。

ほかにも、お葬儀後のことなど何か困ったことがありましたら、お気軽に【平安会館 文十鳳凰殿】までご連絡くださいませ。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 幸村 美樹


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お義母さんの好きな花

本日は、先日お手伝いさせていただいたご家族様との出来事について、ご紹介いたします。

お通夜の始まる前、打合せをさせていただいていると、ご家族様よりお棺の上にのせる〈棺上花〉を追加したいと、ご希望がありました。

「一度だけ、義母から聞いたことがあるのよ。『私、ガーベラが好き』って。ガーベラの花束をお棺の上にのせてあげたいな。」
「でも、今の時季だとお花屋さんに行っても見かけないじゃない?無理なら何のお花でもいいのよ。だって季節じゃないもの。仕方ないわよね。」

そう伺い、すぐに生花部へ確認すると、ピンクとオレンジ色のガーベラならあるとのことでした。そこで、追加で棺上花をガーベラメインで作ってもらえるよう、お願いしました。

そして、ガーベラが手配できた旨はご家族様へ伝えず、お柩を式場にご移動したときにそっと〈棺上花〉をのせました。
祭壇も、供物もととのい、式場を確認されに来られた喪主様とその奥様が「えっ!ガーベラあったの?良かったぁ」と、とても喜んでくださいました。

ご夫婦で山のお仕事をされていらした故人様。ご主人のおっしゃることに、ときには喧嘩もしていたけれど最終的にはご主人を支え、苦楽を共に過ごされました。

お子様たちにとっては、男勝りで、でもとても愛情深いお母様だったそうです。
「負けるな!」や「はよ独り立ちしろ!」といった叱咤激励をしながら、2人の息子様を育てられたお母様。その愛情は9人のひ孫様まで注がれました。

今回の、ご長男様の奥様が最後に思い出してくださったガーベラの花束に、きっと喜んでくださっていることでしょう。
ガーベラの花言葉を調べると、ピンクは「思いやり」「熱愛」、オレンジは「我慢強さ」「忍耐強さ」だそうです。
まさに、お母様にピッタリのお花でした。

今年も残り1週間となりましたね。皆様には、今年も一年ありがとうございました。
そして、2022年も良いお年になられますように…。

平安会館 文十鳳凰殿

担当 藤原 恵美


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