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どんなものがお好きでしたか?

「どんなものがお好きでしたか?」

毎日お手伝いさせていただくなかで、つい当たり前になってしまう、そんな問いかけ…。葬儀に嗜好品を飾る、それは当たり前ではないけれど、ご遺族様が故人様と、ご会葬者様と共有できる、思い出の演出のひとつです。

ひとことではとても語ることのできない、故人様の長い人生。大切なご家族様や、ご会葬者様の目じりがふと下がるような温かい空間は、ご家族様だけでは作れないかもしれない、スタッフだけでは作ることのできない、大切な場所、そしてお時間となります。

「どんなものがお好きでしたか?」

それは、食べ物、飲み物、大切な人との関係、立ち寄った思い出の場所、色、花の種類…。是非一度、笑い合えるうちに、大切なご家族様のことを思い描くお時間を、作ってみてはいかがでしょうか。

 

文十鳳凰殿 平安会館 スタッフ一同

またみんなで集まれる日が来ることを願って

お葬儀をされるご葬家さま、お参りに見える皆さま方には

検温、手指消毒などの感染対策へのご協力 誠に有難うございます

我々スタッフも定期的な手洗い、会館内の消毒などに努めております

「冠婚葬祭でしか中々会えない親族にも会えない世の中になってしまって…」

と、お話しされたお客様がいらっしゃいました

冠婚葬祭の席は、お祝いやお参りの為に出席するのは当然ですが

親戚同士が一堂に会する場として 話に花を咲かせる方も多くいらっしゃいます

お葬儀も悲しい場ではあるのですが 最後の最期に故人さまへ思いを寄せられる

そんな場所であったのだと再確認させていただく事ができました

最近ではワクチンに関する報道なども耳にするようになりました

いつかまた、安心してみんなで集まれるような世の中になることを願うばかりです

文十鳳凰殿 平安会館 久保優里香

 

heiankaikan

2021年2月11日

昨年末にopenしました

岡崎市にあります 平安会館矢作斎場です

式場内の天井は高く ベージュと茶を基調とした落ち着いた雰囲気

コロナ禍の今 20名程の家族葬でとお考えの方には

素敵な会館となっております

ご祭壇の左右に お洒落な飾り棚

常は ドライフラワーを飾らせていただいているのですが

ご自宅の庭で季節の花を育てるのが 大好きだった96歳のおばあちゃま

自分が見たこともない花がよそのお庭で咲いてると

ついつい 「これはなんて花だね~」とお声をかけ 少しおすそ分けしていただき

自分のお庭で 見事に増やすほど・・・

今 お庭には水仙の花が咲いていました

通夜の日 ご自宅から会館へのお迎えの時 水仙も一緒に・・・

大好きなお花に囲まれて

ご家族も大変喜んでくださいました

 

あともう少ししたら 春

きっとお庭には色とりどりのお花がいっぱい咲くのでしょうか

 

ご家族の皆様には2日間大変お世話になりました

どうぞご自愛くださいませ

平安会館 矢作斎場

担当 藤原 恵美

式前焼香

今ではコロナウィルス感染拡大防止対策でよく行われる式前焼香。
密を避ける為に、お式自体は親族のみで執り行い
開式前に、1、2時間時間を設け、その間にご町内、会社様、ご友人方に
ご焼香に来てお参りいただく方法です。

先日お手伝いさせていただいたお客様も会社を経営されており
普通にお式をすれば多数のお参りとなる為、式前焼香での形をとられました。

お式も無事終えられお客様より
「今回、このような形でやって良かったです。コロナの事もあったけど沢山の方にお参りいただけ嬉しかった。」
そんなお言葉をいただきました。

コロナ対策でいまや家族葬が当たり前になっていますが
やはりやり直しがきかない一度きりのお葬儀。
最期にお世話になった方へ、直接お会いして感謝を伝えたいものです。
それは、送りゆかれる方も、送りゆく方も共にです。

密を避けながらも、皆様に最期ちゃんと感謝を届けお別れいただける式前焼香。

お葬儀の形式でお悩みのお方はいつでもご相談くださいませ。
後悔のないよう、より良いお葬儀を一緒にお手伝いさせていただきます。

文十鳳凰殿 平安会館 スタッフ一同

 

戒名といちご大福

「俺…雨男だからなぁ」喪主様がお通夜の際に呟かれたお言葉、
翌日の葬儀は、雨が降ったり、止んだりのぐずついたお天気の日

西尾市 文十鳳凰殿「西尾中央斎場」にて営まれました。
お葬儀の様子です。

お葬儀には、ご家族・ご親族、以外の皆様のお力をお借りして、進めていく事も
多くありますが、今回はその典型的な形、 喪主は喪主として構えていてくれれば、
昔からお付き合いのあるご近所の方々、この地域では「一統」(イットウ)と呼ばれる皆様が
とても、とても頼りになり、式辞の進行をお手伝いして頂けます。

「一統」の皆様のお蔭で、賑やかに、それでいて粛々と進行した、通夜・葬儀の2日間。

式場入り口に飾らせていただいたのは、住職より頂いた「戒名」
そして、その意味 素敵なお名前を頂きました。

そしてその傍には、イチゴと大福がお好きだった故人へ
「イチゴ大福」をお供えいたしました。

ご家族様、ご親族様そして、なにより一統の皆様お疲れさまでした、大変お世話になりました。
おかげさまで滞りなく終える事が出来ました。
ご近所の絆いつまでも大切にして下さい。

 

文十鳳凰殿 平安会館

西尾市 西尾中央斎場

鳥山

あたたか。

愛知県西尾市に御座います、文十鳳凰殿 矢田斎場にてお手伝いをさせていただきました。

毎年恒例行事、元旦にひ孫まで勢ぞろいで集まること。今年もそうして、いつも通り大好きなお酒を飲んで嬉しそうにしていた矢先……あまりに突然訪れたお別れにまだ受け入れていないというのが正直なところです。と、長男様。

いつも召し上がっていた日本酒が片時も放さずお供えされておりました。ご弔問の方やご親族様がいつでも末期の水ならぬ ”末期のお酒” としてお口に運んでいただけるように準備させて頂きました。

ご家族様で道の駅を巡られたり、日帰り温泉旅行をされたり…お孫様やひ孫様も一緒に外食をしたりと時間があればみんなであちらこちらへ出かけられては楽しい日々を紡いでいらしたそうで御座います。こちらの沢山のお写真が物語っておいでですね。

おばあ様との最後の記念写真「ちゃんと おばあちゃんの顔はいっとるぅ?」「私もおおばあちゃんと撮ってぇ~。」と皆様一致団結されたご家族様という印象が強く、何を行うにも仲良く行動され随所に本当にいつも一緒だったのだと見受けられ…絆を感じずにはいられませんでした。

 

関東地方にお住まいのご親族様がこのコロナ禍に愛知県までお足を運ぶのは心苦しいけれど…参列したいお気持ちもあられ、わたくし共のご提案としてWEB中継をさせていただきました。

お別れには、お孫様筆頭に心残りなく「大婆ちゃん、飲み過ぎて酔っぱらっちゃうねぇ~。」と、寂しさのなか和気あいあいと、おばあ様に呑んでいただけました。本当にあたたかなご家族様でした。

温かな笑顔はどれも記憶に鮮やかで共に過ごした毎日を思い出と呼ぶにはまだ早すぎます。様々な想いが込み上げますが、この感謝の気持ちだけはしっかりと伝えて見送ります。と。

この二日間、色々とお世話になりまして本当に有り難う御座いました。まだまだ寒い日が続いておりますが風邪などひかれませんようどうぞご自愛くださいませ。

【西尾市 岡崎市 豊田市 安城市 碧南市 刈谷市 高浜市】

文十鳳凰殿 矢田斎場  平安会館

担当  内野 久美子

何事も全力で取り組んだ生涯の最後を送ります

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、平安会館 東刈谷斎場 (刈谷市野田町)でのご葬儀を、ご紹介いたします。

現役時代は仕事に明け暮れ、忙しく過ごしていた故人様も、定年後は、その好奇心の旺盛さも手伝って、たくさんの趣味を楽しむ日々を送っていたそうです。

特に熱心にされていた木彫りや陶器の作品をお持ちいただき、メモリアルコーナーをお作りしました。

ご葬儀に来られた、親族の皆様も、その素晴らしい作品の数々をご覧になられ、故人様を偲んでいただきました。

葬儀式は神道。厳粛な葬儀式となりました。

祭主さまの計らいもあり、神前へ捧げるお供えものを、故人様のお作りになられた陶器に載せ、お供えいたしました。

よく働き、よく遊び、実り多い人生だったのではと、奥様からお話を伺い、その人生を表すような数多くの作品とともに、葬儀をお手伝いさせていただきました。

 

平安会館 刈谷市 家族葬

彼の地でも楽しんでくださいね

まだまだ空気が冷たいこの時期ですが、だんだんと日が長くなってまいりました。着々と春が近づいているのを感じるこの頃。西尾市の葬儀会館 文十鳳凰殿 西尾中央斎場にて家族葬をお手伝いさせていただきました。

晩年は日の出と共に畑に出かけ、季節の野菜やお花を育て、皆の喜ぶ顔が自分の幸せと言わんばかりに、収穫してはおすそ分けをされておられた故人様。一日も欠かさず、畑を気にされ、大切にされておられたとか。

彼の地でもいつもと変わらず、楽しんでいただけるように、プチ畑を準備しました。

また疲れた身体にはいつも自分で焼いた焼き芋を食べ、魚が食卓に並ぶと「今日は豪華だね~」と笑みを浮かべておられたそうです。そんな笑みをもう一度思い出していただきたく・・・

少しばかり御供をしました。きっと微笑みながら見ておられたことでしょう。

コロナ禍の中、ソーシャルディスタンスを保ちながらごく親しい方々で執り行われた家族葬。温かい雰囲気の中、お見送りをさせていただきました。

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当者 小林 孝教

彩雲が導く。

 

 

皆様こんにちは。

今回は先日、文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお手伝い致しましたお葬儀をご紹介させていただきます。

 

ご親族の皆様よりお伺いしたお葬儀直後に起こった不思議で素敵なお話も綴らせていただきました。

是非、最後までお読みいただければ幸いです。

 

故人様は『人生をいかに楽しんで生きるか』を念頭に置き、活気に満ちた毎日を送っていらっしゃったお父様。

高校時代のご友人や、多岐にわたる趣味で知り合ったお仲間、日常生活に彩を添えていた交友関係は故人様にとって何にも代え難い財産だったのではないでしょうか。

 

それは、家族も同じ。

故人様の心の活力となっていたのは、やはりお孫さん達の笑顔。

「生きる勇気がもらえる」と、話していたこともあったそうです。

 

 

お通夜には町内の皆様、お葬儀には同級生などのご友人の皆様にご参列いただけました。

 

お式の前には、司会者を交えてご親族の皆様より故人様のお人柄を伺います。

 

開式前、お光を祭壇へお灯しいたします献灯の儀。

 

お光は、故人奥様よりお預かりしました。

 

 

ご寺院様方が式場に入られ、ご開式でございます。

 

 

式の途中、ご友人からの弔辞がございました。

友人代表として、前に出られたのは私達もよくお世話になっております地元寺院のご住職。

その弔辞を、少しだけご紹介させていただきます。

月に数回、ご住職のお寺で開かれるお茶会に参加していらっしゃった故人様は、お昼の11時になると「もう帰る」と言って帰ってしまうそう。

最初の頃、不思議に思っていたご住職は「何かあるのか?」と尋ねたそうです。

 

すると、返ってきたのは

「昼に女房が帰ってくる。食事の準備をする」という言葉。

 

奥様想いで、とても責任感の強い方だった。と、ご住職の弔辞から故人様のお人柄をさらに知ることができました。

 

式中は、喪主様から順に皆様にご焼香へ進んでいただきます。

 

 

そして訪れるお別れの時…。

皆様にはたくさんのお花を手向けていただきました。


 

最期に、霊柩車の扉を閉め、ご出棺でございます。

 

お葬儀の後、ご自宅へ伺った際に素敵なお話を伺いました。

「(斎場から自宅への)帰り道に見たの、彩雲っていうんですって!意味を調べたらね、お父さんからみたいで何だか…誰か写真撮った?見せてあげて!」

 

そういって見せていただいたのは空に輝く見事な彩雲。

彩雲とは、太陽の近くを通りかかった雲が、その反射によって虹のように彩られる現象。

仏教では、良いことが起こる前触れとされており、釈迦如来が誕生した際にも彩雲が輝いていたと伝えられています。

 

ご親族のおっしゃってた“お父さんからみたいで…”。気になって少し調べてみました。

 

少々スピリチュアル的なことになりますが、彩雲には、

『何も心配することはありません。自信をもって進んでください』

という力強く後押しをしてくれるメッセージの他、

『もっと上を見て進んでください』や、

『今の状況が終わり、新しい始まりを迎える』という転換期の知らせ、という意味があるそうです。

 

 

「お父さんからのメッセージだと思うことにする」

そう言っていた皆様。

 

いいえ、これは間違いなくお父様からのメッセージではないでしょうか。

皆様が悲しみに暮れないよう、皆様に見える形で、伝えてくれたのだと思います。

 

家族思いの故人様だからこそ、見せてくれたものかもしれませんね。

 

 

 

文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお世話になりました皆様、忌明けの法要も過ぎ、お困りの事等はございませんでしょうか。

何かあれば、いつでもご連絡ください。

また、まだまだ寒さは続いております、風邪など引かれませんようお気を付け下さいませ。

 

 

西尾市 岡崎市 豊田市 碧南市 安城市 刈谷市 高浜市

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当 伊藤里帆

 

 

 

あなたのような女性に

寒さ厳しいながらも、晴れ晴れとした冬の日。

愛知県西尾市にございます、文十鳳凰殿 平安会館 矢田斎場にて営まれた お式についてご紹介させていただきます。

ご家族のご希望は、無宗教として宗教者を介さない式のカタチ。

故人様のお人柄が表れ出るような、そんなお式にできますよう、司会者とともに進行を考え当日を迎えました。

まず、行われたのは『想い出スライドショー』です。

故人様の生前のお写真をご家族よりお預かりし、スクリーンにて流します。

司会者のナレーションを聴きながら懐かしいお写真を見て、想い出を振り返っていただく、大切なお時間・・・

みなさま、真剣に見入ってくださいました。

次に行われたのは『四季の歌』の歌唱です。

故人様がお好きでいらした楽曲である『四季の歌』の歌詞カードをご会葬のみなさまに配らせていただき、曲に合わせていっしょに歌っていただきました。

きっと故人様も、みなさまの傍らで楽しそうに歌ってくださったことと存じます。

続いては、お孫様より故人であるおばあちゃんへ向けて、手紙をよんでいただきました。

その後、こちらもお好きでいらしたという楽曲『北国の春』を皆様にお聴きいただき、故人様をお偲びいただきました。

そして、再度、お孫様よりおばあちゃんへの手紙を披露いただきます。

手紙をよんでくださったお二人とも、おばあちゃんへの感謝と労いの言葉が深く表れており、聴いていた私たちも胸が熱くなりました。

面会を約束していた当日に旅立ってしまったのは残念ですが、おばあちゃんへ伝えたかった沢山の想いはきっと届いているはずです。

みなさまのご焼香をたまわり、遺族代表の挨拶をしていただいた後、最後に喪主様の娘様より、おばあちゃんへ向けて手紙をよんでいただきました。

おばあちゃんに髪を乾かしてもらうのが好きだったこと・・・

幼い頃、なかなか泣き止まず、あやすのが大変だったという自分のことをなんでもないように話してくれたこと・・・

自分も母になり、おばあちゃんの苦労を身にしみて感じたこと・・・

他にも沢山の想い出が語られる中、心に残った言葉があります。

「やさしくて、芯の強い、おばあちゃんのような女性になりたい」

お孫様からのこの言葉は、おばあちゃんにとって、なにより嬉しかったのではないでしょうか。

式場ロビーには、ご長寿をお祝いした表彰状を飾っておりました。

百年という年月を生き抜き、多くのお孫様、ひ孫様に恵まれ、慕われていらした故人様。

感謝と労いを込めて、御年の数のカーネーションを棺へ納めていただきました。

好きな色であるピンクのお花に囲まれ、大好きな方々に見守られ、送られた故人様。

当日のような寒い冬に差す温かい日のように、これからもみなさまを見守ってくださることでしょう。

 

文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家

担当 古澤 杏奈