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象の弔いについて

地球という自然界において人間は他の生物と異なり高い知性を備わっています。

それにより長い歴史を辿って形成された文明は更に発展を遂げ、各地で多様な文化を生み出してきました。

葬儀という慣習も人類の歴史の中で、様々な形で変容し今につながっているものです。

葬儀という儀式がどのように始まりを迎えたのかは定かではありませんが、共に過ごす仲間の死を悲しみ、悼む気持ちから生まれていったのではないかと思っています。

 

実は人間以外にもこの自然界には仲間の死を悼む動物が存在すると、様々な研究や長期にわたる観察調査を基に言われています。

この話題でよく取り上げられる動物は象です。

陸上における最大の哺乳類としてサバンナやアジアに生息しています。

最年長のメスがリーダーを務める象の群れは、基本的にメスとその子供たちからなる母系集団です。

オスは成長をすると群れを離れ単独行動をすることもあれば、オスだけの群れを形成します。

象は感受性が豊かな動物とも言われ、仲間の死に直面するとその死を悲しんでいると思われる行動を取ります。

 

 

アフリカのサバンナに生息する「アフリカゾウ」は、死んだ仲間の亡骸の近くに集まり長時間沈黙することもあれば、亡骸に触れて鳴き声を上げるもの、涙を流す個体もいるそうです。

亡骸に触れることは、その優れた嗅覚で身元を調べているとも言われます。

また、「アフリカゾウ」や「アジアゾウ」は仲間の亡骸の上に草や枝を置き覆うこともあります。

アジアを生息地とし、「アフリカゾウ」よりも小柄な個体である「アジアゾウ」においては近年「埋葬行為」とも呼べる事例が報告されました。

インドのベンガル地方で五つの異なる群れが、死んだ子象を灌漑用の溝に引きずり埋めたと言われています。

小象の頭部や鼻、背中は土で覆われ、脚は地面から突き出した仰向けの姿勢で発見されました。

 

 

埋葬という行為そのものは、この自然界では人間以外ほとんど見られないそうです。

自宅で飼育している犬や猫などの動物たちが、同居人や一緒に飼われていたペットの死を悼む行為をする様子を見た飼い主さんも多いでしょうが、悲しみに暮れても亡骸を埋葬するという行動は人間固有のものです。

このアジアゾウの子供の亡骸の発見も、象が他の種と一線を画す存在の裏付けとして見る学者もいれば、象が小象を土に埋める現場を見ていた人間がいるわけではなく、またその地域特有に見られる事例ということもあり「埋葬行為とは断定できない」という見方もあります。

真実は分かりませんが、これからの研究で象の埋葬行為があるのか明らかになるのか、はたまた別の動物たちにも同様の行為が発見されていくのかどうか気になるばかりです。

 

平安会館 文十鳳凰殿

河本


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